Amazonプライムビデオでアニメ版『いぬやしき』を全話見たので感想。(微ネタバレあり)
一言でいうと、めちゃくちゃ面白かったです。
2018年4月に木梨憲武・佐藤健主演で実写映画化するらしいということで、なんとなく見たのですが、想像以上によかった!
前半はグロテスクなシーンが多く正直胸糞悪さを感じましたが、我慢して後半まで見てほしい。泣ける。
目次
アニメ『いぬやしき』のざっくりとしたあらすじ
冴えないサラリーマン犬屋敷一郎は、ある日突然「機械の体」に生まれ変わってしまう。
正義感が強く、根っからのいい人である犬屋敷は、強大な力を使って人々の命を救っていきます。
一方、同じく「機械の体」を持った高校生・シシガミは、その強大な力を利用して大量殺人をはじめる。
犬屋敷はそんな獅子神を止めようとするも、シシガミの行動は徐々にエスカレートしていきます…
自分の意に背く人間を次々と傷つけていくシシガミと、シシガミによって傷つけられた人々を救い続ける犬屋敷。
同じ力を与えられた2人は何を考えどう動くのか…人間の本質は「善」なのか、それとも「悪」なのかと考えさせられる作品。
勧善懲悪!おじいちゃんの無双っぷりが爽快!
職場でも影が薄く、家族にも冷遇されている定年間近のサラリーマンが主人公。(見た目はおじいちゃん)
冒頭は見ていて辛くなるほど、主人公の惨めさが描かれています…唯一の救いはかわいいハナコ(犬)。
が、ひょんなことから「機械の体」を手に入れた犬屋敷は、その強大な力を使って次々と悪い奴らをやっつけて人の命を救っていきます!
その無双っぷりが見ていて爽快!!!謎のビームを発射して、空まで飛んじゃう。
グロテスクなシーンあり。苦手な人は注意かも
そして、もう一人「機械の体」を持ったのは高校生シシガミ。
正直、シシガミの残虐シーンは見ていてキツイです…途中で見ようの辞めようかと思ったくらい…
Amazonレビュー見てても、ちらほら批判があったりもしましたね。
が、もう少し我慢して見てほしい、ラストは泣けました。
悪役 シシガミについて
ただ、シシガミが完全な悪者としては描かれていません。
一見すると、普通に友達思いのいい奴だし、母親を大切にしていて、好きな人にも優しい。
しかし「自分にとって関係ない人間は死んでもなんとも思わない」という価値観を持っているのです。
その価値観を持っていることで、周りの大切な人達に拒絶され、本人は悩み苦しむ。
心のないように見えて、獅子神にもちゃんと心があり、一言に「こいつは悪者!」で済ませられない複雑さがある。
同じ力を与えられた2人の違いは何?
「機械の体」になってしまった二人は、「自分は生きているのか?人間なのか?」と苦悩します。
そこで犬屋敷一郎は人を救うことで生きていることを実感し、シシガミは人を傷つけることで生を確認する。
自分の大切な者以外はどうでもいいと感じる若者。そして、苦しんでいる他人を目にして「こんなのはイヤだ!!!」と子供のように泣き叫ぶ老人。
主人公の犬屋敷は、まさに私たちが思う「人はこうであってほしい」という姿でしょう。王道のヒーロー。
けれど、そんな人の綺麗な部分だけではなく、世間の冷めた感じや、人の嫌な部分も描かれています。
『いぬやしき』アニメだからこその良い所!
終盤の2人の対決シーンは、迫力満点でした!!!かっこいい!!!
これはアニメだからこその良い所だと思います!
ちなみに原作は読んでいませんが、充分に楽しめましたよ。
声優は賛否両論!?
アニメ版の感想レビューを見ていると、声優の評判が賛否両論なんですよね。
が、私は良かったと思います!
どうも批判を受けているのは、主人公・犬屋敷を演じた俳優の小日向さんと、シシガミ役の村上さん。
確かに、悪く言うと「棒読み」っぽい、アニメの声っぽくない(?)なと感じましたが、逆にリアルさがあって良かったです。
小日向さんの声が、犬屋敷のシュールな面白さをうまく引き出しているように思います。
最後に
以上、アニメ『いぬやしき』の感想でした。
途中まではキツイ描写もありますが、ラストはとても感動できるおすすめアニメです!
来年4月には実写映画化されますし、年末の暇な時間に一気見してみてはいかが?
またAmazonプライムビデオでは『いぬやしき』全話見放題となっています。
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