人間関係 読書

『内向型を強みにする』は内向型人間の必読書でした。

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大人しくて内にこもりがちな内向型と、社交的で外に出ていく外向型。

どちらになりたいですか?

これ、絶対に「外向型人間」になりたい人が多いですよねー…

私自身、内向型であることを自覚していますが、この性格めちゃくちゃ損だなって常々思います。

やっぱり世間では「外向型人間であることが良いこと」と当たり前のように認識されているので、内向型でいることに恥ずかしさを覚えたり、罪悪感を持ってしまいがちです。

私も内向型でいることにコンプレックがないとは言えません。しかし、先日読んだ『内向型を強みにする』のおかげで随分気持ちが楽になりました。

内向型人間でいることに嫌気がさしている方は、ぜひ一度読んでみてほしい。

自分が内向型であることを受け入れて、前向きになれる本です。

今回は『内向型を強みにする』の印象に残った点、感想を書いていこうと思います。

 

外向型の彼らは元気で、内向型の私たちは疲れやすい理由。

毎日の予定がぎっしり詰まったリア充な友人を見てると、どこからその体力が湧いて出てるんだ…!?と不思議に思います。

私なんか、学校や仕事が終わるともうクタクタで一刻も早く家に帰りたい派です…

人と会うのも楽しいけれど、連日となると疲れてしまって「あぁ、一人でゆっくりしたい」と思ってしまう。

それにはちゃんと理由があったらしい。

それは外向型と内向型の「エネルギーの充電方法」の違いです。

外からエネルギーを得るか、内からエネルギーを得るか。

この本で出てくる「エネルギー」とは、活動的に過ごすための「気力」のようなものを指しています。

そもそも外向型と内向型の、「エネルギー」の消費のされ方、貯め方が全く違うらしい。

外向型の人間は外からエネルギーを得る。彼らのほとんどは、人と話したり、外のさまざまな活動に参加したり、人や物に囲まれて働くことを好む。(中略)

外向型の人は、人や外界と接触していないときに、孤独や疲労を感じる。

なるほど、だからあれだけ遊びまわっても疲れないわけか…と納得。

内向型の人は、なかの世界から、つまり、アイデアや感情やイメージからエネルギーを得る。

内向型に対するわたしたちの固定観念に反し、彼らは必ずしも無口であったり、殻にこもっていたりするわけではない。ただし、その興味は自らの頭の中に向けられている。

内向型には物事をじっくり考え、自分を充電するための静かな場所が必要だ。

そうそう…

外向型が人と会って回復するのに対し、内向型は一人のときに回復するのです。

残念なことに、内向型の人はエネルギーを回復するのに時間がかかるうえ、外向型の人のそれより速く消費してしまうらしい。

なるほど疲れやすいわけですね…

そんな私たち内向型人間は、コミュ力・社交性が重視される社会で、どうすればもっと楽に生きられるのか?

その具体的な方法や心構えが紹介されていて、なかなか参考になる。

内向型の特性を知り、効率よくエネルギーを使うことが大切。

自分のエネルギーの満ち引きを知ることが大切だ、とこの本では書かれています。

内向型人間は、通常、自分のことをかなりよく知っている。それがわたしたちの強みだ。

自分にとって意義あることとはなんなのかを考え、その生涯となるものに着目することで、わたしたちは自分の真に求めるものだけにエネルギーを注ぐことができる。

一見デメリットばかりの内向型ですが、「内向型ならでは強みもあるんだ」と勇気づけられました。

まとめ

内向型でいることは「悪いこと」であるように捉えられがちです。

私自身、内向型より外向型でいる方が何かと都合がいいよなぁと思います。けれど、内向型にもいい所があるし、特性を知ることでマイナス面も工夫することができる。

無理に外向型になろうと消耗するよりも、内向型の自分を受け入れて工夫していくことが大切だと感じさせられた一冊でした。

Kindle版は31%割引となっていますので、内向型に悩んでいる方はぜひ読んでみてほしいです。

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